Museo Kircheriano -30ページ目

ミステリーツアー

FOXのキャンペーンで999で発売されているものを購入、ビル・パクストンが出ていると言うぐらいしか知らない映画だったが、今回のキャンペーンでは少ないホラーということもあり、手にいれた。
さて、内容だが、往年の人気ミュージシャンが主催する何回の孤島でのツアーで殺人事件が起こると言う話。
普通の人は見ない方がいいだろう、これは、はっきり言ってデタラメな映画だ。
大体、唯一と思われる有名人はビル・パクストンだけ、しかもココナッツ・ピートという名前で、始終酔っ払っているような風体で、何の意味があるのかわからない歌を歌っているミュージシャンだ。
それは、グレイトフルデッドを思いっきりナンパにしたような状態。
島はココナッツ・ピートの所有なんだが、そのせいもあってか、警察なんてなし、おそらくハッパも吸い放題なのだろう。
ツアーの参加者は、まるでスワッピングにでも来たようなくらいセックスかハッパにしか興味がないのはともかく、従業員も全く同じ。
見れば分かるが、犯人の動機は恐ろしく短絡的だが犯行は計画的。
常人には理解できない様子は、まず先を読むと言う事を許してはもらえない。
まぁ値段相応とは思わないが、知名度もクオリティもない映画なので、すぐに手放すのは可哀想だ。
まんまとベンダーの罠にハマッタ気もするが、まぁそれも良いだろう。

それに作っている側の楽しそうな風景が想像できるところも好きだしな。

The EYE

見たかったけど、みるチャンスがなかった映画でした。
話としては、生まれてから今まで目の見えなかった女性が、角膜移植を受け、視力が回復するのですが、その角膜はただの人のものではなく、霊能者のものだった....
てなわけで、今まで見えなくて困っていた主人公は、
見えすぎちゃって~困るの~♪
な状態に陥ります。
生まれて始めて世界が見える主人公には、最初は幽霊も人間も区別が付かないのですな、実に当たり前ですが、この辺は大事な所です。
この映画の面白いところは、幽霊はまったく危険な存在ではありません。
幽霊が見える主人公にとってだけ、恐いということ。
特にエレベーターのおじいさんは恐いですね。

またも、出たなこの話

残虐ゲームソフト、大阪府が規制を検討
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050308i408.htm

いつもどおりのメディア害悪論ではありますが、
法的な規制となるとねぇ。

都知事もこの手の話には真っ先に乗りそうだなぁ。

この話でいくと、昔のヤクザ映画全盛期の方が犯罪が凶悪と言うことになるんだけどね。
今の方が少年犯罪は凶悪というのだから、矛盾しているわなぁ。

アイ,ロボット

アシモフをなめるな!ってのが最初の一言。
あとは、いつもどおりのハリウッド映画、まぁ、それなりに納得ではある。
ウィル・スミスが最初っからロボットを疑っている動機は弱いとは思うが。
アキバ・ゴールズマンのこの脚本を押井守が蹴ったという噂もある意味納得。
アシモフもディックも映画になるとテイストは別物になるなぁ。

片腕カンフー対空飛ぶギロチン

倉田さん、ジャッキーさんも一目置くというよりは、一方的に恐れる暗黒街の映画スター、ジミー・ウォンさんの代表作「片腕ドラゴン」の続編。
ジミーさんの哲学と言うか、性格と言うか、一言で言えば
勝てばいいんだよ!勝てば!
が全編に溢れるピカレスクな素晴らしい映画なので機会があればぜひ見て欲しい。
中でも、ムエタイの男との対決は、あまりに凄いので、必見。
小さい小屋に閉じ込めて格闘するくらいなら、まだしも、
弟子に槍を持たせて、出ようとすれば、すかさず攻撃、そして小屋の床は鉄板、そこで火をかけると...
裸足のムエタイの男は、狂ったようにもんどりうち、その最中をしっかり靴をはいたジミーさんが攻撃すると言う情け無用のジャンゴな戦い。
当然、ムエタイの男は火傷と、タコ殴りのせいで死亡。
見ていると敵の方を応援したくなるような...映画でもあるな。
飛び道具に仕掛け、トラップ、そしてムチャクチャな技と、タランティーノが夢中になるのもわかるよなぁ。
面白かったけど、人を選ぶ映画ではあるとは思う。

リディック

今時、星星をまたにかけるSF というのもスターウォーズくらいしかないから、少し嬉しかったぞ。
極悪犯罪者リディックのピカレスク・ロマンではなかったのが残念だが。
ピッチ・ブラックの続編だけど、ピッチ・ブラックのテクノロジーだと、どう考えても、宇宙をまたにかけるだけではなくて、世紀もまたにかけそうな気がしたんだが、続編では違うらしい。
宇宙服ってのも出てこなかったし、テクノロジーレベルはスターウォーズみたいなもんなんだろう、きっと。
パート2では、どうなってしまうのだろう。

ふくろう

新藤兼人のブラックコメディー
それにしても、大竹しのぶより、伊藤歩の指名の方が少ないのは理解できんな。
別に殺すつもりなら、最初っから、焼酎を飲ませても良いとは思うんだけど、どうなんだろう?
一回お勤め果たしてから飲ませる方がガードがゆるくなるのを狙った作戦であるとすれば、見事というほかない。
結構、言い値で払ってくれるんだから、そのまま普通に商売していても問題なかったかもと思ったりもする。
出てくる被害者が示し合わせたように「親子」に「あんたたち、税金を無駄遣いさせている」というのがオカシイ。
そうなんだよねぇ、みんな結構、簡単に国家の代表になっちゃうんだよな。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

年末リリースされてものの見ていなかったがようやく鑑賞した。
今回は、画面が全面的に暗い。
画面だけならゴシック・ホラーだな。
それと共に、ハリーにとってはビターな話、ハッピーエンドとは程遠い。
以前はどちらかと言えばズル賢いマルフォイ君だったが、今回はかなりのヘタレに昇格し、見る人間を違う意味で安心させてくれる。
このままでいくと、ハーマイオニーのサンドバッグになりそうな気も一瞬。
今までの中では一番だけど、しかし、吹き替えはかなり悪い。
これまでもギリギリかなぁと思わせる内容だったが、今回は完璧に棒読みのセリフのオンパレードでディメンターのように見ている人間を凍りつかせる。
頼むよ、次は。
できれば「賢者の石」みたいに手紙や標識が喋る方が楽しいよ。

デビルマンが遺作...

那須博之監督が逝去した。
遺作がデビルマンとなる。
リベンジのチャンスくらいは必要かと思われる映画なだけに、なんともいえない。
そういえば、永井豪も当初の予定とは違った話になったとか、最終回はえらく疲れるとか、なんかオカルトっぽいことを言っていただけに、
この話もその系列で語られるようになるのだろうか。

遺作がプラン9だったりする、ベラ・ルゴシみたいなものなのだろうか。
それだと悲しすぎる。

コンスタンティン

浮き沈みの激しいキアヌ・リーブスの新作、コンスタンティンの批評がWired に載っていたのを読んだ。
ゲゲゲの鬼太郎や、稗田礼次郎のようなものを想像していたけど、
想像とは違って、楽しめそうな感じ。
それにしても、地獄が描かれる映画って、過去にも幾つもあるような気がするんだが、「リトル・ニッキー」とか「スポーン」とか。