狂い咲きサンダーロード | Museo Kircheriano

狂い咲きサンダーロード

ストリート ミュージシャンが最近はよく見かける

ギター一つの弾き語りでもなくギター デュオだったり、ギターとキーボードとか アンプも使ったりしてる

別に嫌いではないんだが、妙に違和感というか疑問は感じている

誰もが ラヴソングしか歌っていない
曲調もバラードで

わざわざ外で演奏して見せたいものは 陶酔しながら不特定多数に恋を語ることだけなのか

単に自己を示したいだけなのか

レコード倫理協会という検閲機関がないから、稚拙な技術でもいいから伝えたいメッセージというものはないのかと

フォークは極めようとすればかなり深いが、ギター一つで始められるから不満や怒り、嘆きを直ぐに表現できる
実際、過去の歌にはそういったものも多い

しかし、巷のストリートミュージシャンには そんな歌は歌っていない

そんな不満に近い違和感が少し解消する映画がこれ

泉谷しげるは、ストリートな感じがあるのは、この映画での歌があるからなんだろう

今の映画には微塵もないアナーキーさがある
この映画の主人公の山田辰夫さんの訃報を知ったのは映画を見た翌日だった