化粧師 | Museo Kircheriano

化粧師

石ノ森章太郎の原作の実写化
五感が欠落していない人間が、欠落しているふりをするのは難しいね

今更ながら 勝新の役者バカが凄いなぁと思うわけなんだけど、見えない聞こえないということがどういうものかを試行錯誤していった結果なんでしょう

この映画の主人公は聞こえないのに、周囲から そう思われていないという かなり難易度の高い設定だが、映画が終盤になって説明セリフがあってわかるというものなので、演技も脚本も稚拙という印象

大正から昭和にかけて、社会不安が高くなるというのはいいんだけど、主人公は純粋な傍観者なので、爽快さはないね

化粧のプロセスをじっくり見せるわけでもないので、魔法みたいに顔が変わったりする

邦画って、こんなのばかりだけど大丈夫?