電撃フリント | Museo Kircheriano

電撃フリント

あまりにも、暇なので以前こんなものも購入してたなんだなと思いつつ DVD を視聴してみる。
映画はジェームズ・コバーン主演の OO7 もどき。

電撃フリント GO GO作戦
電撃フリント アタック作戦

他愛も無いと言えば、そうなるが、主人公かなり異常なので、お笑いでしょう、これは。
007 であれば証拠の品は、鑑識の出来る人物に預けるんだけど、フリントは、自分で鑑識してしまうのだから、007 以上にチームプレイとは、程遠い存在。
たとえ他の鑑識で上がった証拠ですら、即座に特定できる有様。
高層ビルの最上階のペントハウスに住んでいるわ、イルカ語は話せるわ、ボリショイ・バレエ団でバレエを教えているわ、愛人が沢山要るわ、意識的に心臓を止める事すら出来る主人公の死角をむしろ聞きたくなる話。
いかに自分が何でも出来ることを自慢するあたりは、小学生がいかに自分が優等生かを自慢するような印象で、成人の日にはふさわしくないかもしれないが、まぁそんなものだろう。
そういえば、オープニングで 007 らしき人物が任務に失敗してたのを流すのも小学生の自慢風。

もっともそんな映画だから、DVDも初回限定発売 なのかもしれない。
そもそも、007のパチモンという時点でマニア向けだもの。

当時はライバルのMGMも、日本でのDVDの発売は、 20世紀フォックスからなので、
遅い呉越同舟の風情。
子供っぽい自分には、この映画が好きになる反面、自戒の念を強くする。